小さい実験を積み重ねる
2026-04-30
このサイトのトップページはこれまでにいくつもパターンを試してきました。丸文字フォント、波のアニメーション、カーソル追従エフェクトなど、うまくいかなかったものも含めて全部が今の形につながっています。作っては壊してを繰り返すのが結局いちばん近道な気がしています。
/a /b /c /d を作った話
デザインの方向性に迷っていたとき、候補を口頭やモックで比較するのをやめて、/a /b /c /d という4つの URL に「動く実物」を4パターン作って並べたことがあります。丸文字フォントで柔らかくした案、背景で水玉がうねる案、カーソルに水滴が付いてくる案、文字がとろりと落ちてくる案。実際に触って比べると、スクリーンショットでは分からない「触り心地」の差が一瞬で分かりました。
最終的に採用したのは b の水玉背景と c のカーソルの合体版です。つまり、どの案も単体では正解ではなかったけれど、実物を作ったからこそ「良い部分の組み合わせ」が見えたわけです。
壊すことを前提に作る
このとき学んだのは、捨てる前提のコードは書くのが速いということです。試作ページには共通化もクリーンアーキテクチャも要りません。コピペ上等、インラインスタイル上等。動く状態まで最短で持っていき、判断が終わったら容赦なく消す。試作の目的は資産を作ることではなく、判断材料を作ることだからです。
実際、/a〜/d のページはサイトを Astro に移行するタイミングで全部削除しました。でもそこで得た判断は今のトップページに全部生きています。
小ささが継続を作る
大きなリニューアルを1回やるより、小さな実験を10回やるほうが、経験上ずっと遠くまで行けます。1回の変更が小さければ失敗のダメージも小さく、すぐ元に戻せる。だから気軽に試せて、試行回数が増えて、結果的に良いものに辿り着く確率が上がる。このサイトはこれからもその方針で、ちょっとずつ変な進化を続けていく予定です。